今週の follow-up articles - scanning newsletter
今週の follow-up articles では、火曜日に配信した『フードシステムのアンバランスに向けて』に関連して、テーマである「フードシステム」をより広く知り・深く理解するためのニュースと事例をご紹介します。
ARTICLES
食料不足を救う、砂漠緑化プロジェクト
シンクタンク「CLIMATE FOCUS」のシニアコンサルタント、ハシーブ・バフタリー氏は、食料不足への解決策は輸入への依存を減らすことだという。そんな中、国土の96%を砂漠が占めるエジプトでは、広大な砂漠を農地に変える「砂漠緑化プロジェクト」が進められている。
🔗 4 sustainable food systems to save the planet (DW)
Walmartがトラック輸送網拡大
ウォルマートは全国的なトラックドライバー不足に伴い、給与の引き上げ・新たなトレーニングプログラムを発表。オンラインでの売り上げが2年前と比較し約90%増加する中、小売業者には輸送網の拡大が求められる。
収穫ロボットは農業を救うのか?
私たちが手にするリンゴの価格の2/3は収穫にかかった人件費だ。そのため、収穫ロボットの活用は販売価格を減少させる。一方、労働者と雇用者のパワーバランスを悪化させる可能性については懸念の声も上がっている。
🔗 Will Apple-Picking Robots Save Agriculture—Or Ruin Farm Workers? (dot.LA)
ポストハーベスト・ロス削減へ
東アフリカでは、収穫した作物の約80%が廃棄されている。このような収穫後の廃棄問題「ポスト・ハーベストロス」は、保存設備のコストが高く、電力供給が不安定であることが要因だ。そんな中近年では、再生可能エネルギーを活用した貯蔵技術を開発するスタートアップが増加している。
パッケージと食品廃棄の関係性
スーパーに並ぶ野菜や果物のビニール梱包は、食品の保存期間にそれほど影響を与えないことが研究で明らかになった。むしろ必要以上に内容量の入ったパックを買うことにつながり、フードロスの問題を増大させる可能性もあるという。
🔗 Plastic packaging increases fresh food waste, study finds (The Guardian)
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