今週の follow-up articles - scanning newsletter
今週の follow-up articles では、火曜日に配信した『メディアとジェンダーギャップ』をより広く知り・深く理解するためのニュースと事例をご紹介します。
ARTICLES
編集長のダイバーシティ
ロイター研究所によると、世界の報道機関240社において、女性が編集長を務める割合は21%であることが分かった。編集長のジェンダーと報道内容の関連性は研究でも示唆されており、メディア企業の多様性は今後も注目される議論のひとつだ。
🔗 Women and leadership in the news media 2022: evidence from 12 markets (Reuters Institute)
50:50プロジェクト
Deloitteが発表したデジタルメディアの動向調査によると、女性は男性よりも購読するメディアの数が少ない傾向にあることが分かった。メディア企業が実施する女性視点を増やす取り組みとして、出演者の男女比を同等にすることを目指す「50:50プロジェクト」がある。
🔗 Gender and media viability: making a business case for diversity (WNIP)
ジェンダー課題に光を
メディア監視団体「Project Censored」は毎年、ニュースでは十分に報道されなかった重要なトピックスを選定し、ニュースリストとして発表している。その多くは女性への暴力に関するものだ。見過ごされた問題に再び光を当てることで、メディアにおけるジェンダー平等の推進を目指す。
広告と無意識バイアス
イギリスの広告代理店 CPB は、無意識バイアスに焦点を当てたキャンペーンを実施。「imagine a CEO.」「imagine a nurse.」と大きく書かれたその広告は、ジェンダーと職業について改めて考えるきっかけを与える。
🔗 Ad agency CPB London launches 'Imagine' campaign to tackle gender bias (CREATIVE BOOM)
絵本から、多様性を話そう
NYTのベストセラー「The Nest」の著者であるシンティア・スウィーニー氏は、子どもたちのジェンダー多様性を描いた絵本「The Pink Balloon」を発売。スウィーニー氏は、子どもだけでなく、親子における会話もサポートできる絵本を作りたかったと語る。
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